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Research Highlight Title
Japanese:ホウ素中性子捕捉療法における次世代ホウ素ナノキャリアの開発 
English: 
Author
Japanese: 中村浩之.  
English: Hiroyuki Nakamura.  
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Content
Japanese:中性子捕捉療法は、低エネルギーである熱・熱外中性子がホウ素との核反応により生ずる強力な粒子線を用いてがん細胞を殺傷する治療法である。がん部位へホウ素デリバリーと中性子線のダブルターゲティングが可能であることから、正常組織へのダメージもきわめて低く、治療後の患者への負担が極めて小さい特徴をもつ。我が国では、世界で初めてBNCT用小型加速器の開発に成功し、2012年からホウ素薬剤BPAと加速器を用いた脳腫瘍ならびに頭頚部がんを対象とした第1相臨床試験が始められている。そこで、BPA非感受性がんへの適応拡大を目的に、次世代ホウ素デリバリーシステムの構築に着手した。我々は、ホウ素脂質の合成し、そのリポソーム化に成功した。担がんマウスを用いた実験では、この高集積ホウ素リポソームは高濃度で腫瘍内に蓄積し、中性子照射によって高い抗腫瘍効果が得られた。 
English: 
Start-End Year 2004- 
International Domestic
Japanese Japanese 
URL http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2014/cc/c4cc04344h#!divAbstract
 

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