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Publication Information
Title
Japanese:
可搬型レーザデバイスを用いたアクティブ指示装置の聴覚障害者教育への適用と評価
English:
Author
Japanese:
高橋 徹
, 生田目 美紀,
楠房子
,
小野 功
,
寺野 隆雄
.
English:
Toru Takahashi
, Miki Namatame,
Fusako Kusunoki
,
Isao ONO
,
Takao Terano
.
Language
Japanese
Journal/Book name
Japanese:
English:
Volume, Number, Page
p. 54
Published date
Sept. 2008
Publisher
Japanese:
English:
Conference name
Japanese:
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008
English:
Conference site
Japanese:
大阪大学コンベンションセンター
English:
Official URL
http://www.his.gr.jp/his2008/
Abstract
本研究では、聴覚障害者の学習を支援する新しいツールとしてBig Fat Wand(BFW)を提案する。 BFWを利用すると、聴覚障害者が学習する際の視線移動の問題を解決し、学習効果を上げること ができる。学習対象に関する説明を理解するために発生する説明者と対象物間の視線移動の問題は 以前から議論されているが、それに対する定量的な検討は少ない。本論文では、この問題の存在を 明らかにするために、健常者に対して予備実験を行い視点移動の距離が大きいときには理解度が減 少する現象を報告する。BFWは、通常、レーザショーで使われるシステムを小型化し、可搬性を もたせている。表示内容はパソコンから簡単に入力できる。このために、パソコン上に専用のエ ディタと表示用ソフトウェアを開発し、また、レーザデバイスへのデータ変換・表示には、マイコ ンを使用したハードウェア装置を開発した。さらに、筑波技術大学の聴覚障害者を対象に、教育実 験を合計2回実施した。第1回目の実験は複数の対象の説明を行ってBFWのフィージビリティを 評価してものであり、第2回目の実験は、BFWの機能を改良し、より適切な説明が可能かどうかを 試したものである。被験者は、デザインを学ぶ学生であり、学習対象として筑波大学におけるデッ サン室の(巨大な)石膏像の特徴の説明を課題としている。教授者による従来型の説明とBFWを 用いた実験の結果として、図形コンテンツであれば、学習に効果があることが確認された。
©2007
Tokyo Institute of Technology All rights reserved.