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Publication Information


Title
Japanese:社会ネットワーク理論に基づくソフトウェア開発プロジェクトの成功要因の実証分析 
English:Practical Study on Success Factors of IT Projects through Social Network Theory 
Author
Japanese: 小西憲治, 山田隆志, 吉川厚, 寺野隆雄.  
English: Kenji Konishi, Takashi YAMADA, atsushi yoshikawa, Takao Terano.  
Language Japanese 
Journal/Book name
Japanese:経営情報学会誌 
English: 
Volume, Number, Page Vol. 22    No. 3    pp. 159-182
Published date Dec. 2013 
Publisher
Japanese:経営情報学会 
English: 
Conference name
Japanese: 
English: 
Conference site
Japanese: 
English: 
Abstract 本論文では、ベンダーとユーザ間の契約に基づく新規業務用ソフトウェアの開発プロジェクトの成功要因について実証的に分析を行った結果を述べる。特に、プロジェクトを構成する担当者の人間関係に注目し、そのコミュニケーションネットワークの性質から、プロジェクトの成否に関係する要因を抽出した。分析対象には、日本国内向け業務用ソフトウェア開発プロジェクト5ケースを取り上げた。そのうち3ケースは成功プロジェクト、2ケースは失敗プロジェクトである。対象としたプロジェクトメンバー全員に対して、メンバー間のコミュニケーションネットワークを測定するためのアンケートを行った。アンケートの結果、測定されたネットワークを分析し、以下を明らかにした:1)プロジェクトの成否はプロジェクトを実質的にまとめるための要である「エージェント」と呼ぶ担当者の存在と相関がある。2)「エージェント」はベンダー・ユーザ間のコミュニケーションネットワーク上の中心的な存在であるが、それは必ずしもコミュニケーションが一番多い人とは限らない。3)簡単な質問票分析によりプロジェクト中の「エージェント」を同定することができる・4)ソフトウェアベンダーとユーザの双方に一人ずつ「エージェント」が存在することがソフトウェア開発プロジェクトの大きな成功要因の一つである可能性が高い。

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