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Publication Information


Title
Japanese:SSDの並列性を引き出すI/Oスケジューラ 
English: 
Author
Japanese: 奥村 開里, 小林 諒平, 吉瀬 謙二.  
English: Kairi Okumura, Ryohei Kobayashi, Kenji Kise.  
Language Japanese 
Journal/Book name
Japanese:研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) 
English: 
Volume, Number, Page        
Published date Nov. 24, 2015 
Publisher
Japanese: 
English: 
Conference name
Japanese:情報処理学会SIGOS 
English: 
Conference site
Japanese:東京 
English: 
Abstract 近年,Solid State Drive(SSD) は個人用のパソコンのみならず,クラウドストレージ,データセンターなどといった幅広い範囲で使われ始めている.SSD は性能向上のために,複数チャンネル,またチャンネル毎に存在する複数のチップによって I/O の並列処理を行い性能を向上させているが,それらを考慮した SSD 用のスケジューラは OS 側に組み込まれていない.そのため本稿では,SSD の並列性を抽出することにより,レイテンシの低減,及びスループットの向上を目的とする Alleviate Conflict(AC) スケジューラを提案する.Linux に提案するスケジューラを実装し,SSD に対する様々な I/O リクエストパターンを用いて,SSD の帯域幅とレイテンシを評価した.その結果,Web サーバに近い I/O アクセスパターンにおいては,提案した I/O スケジューラは,Linux カーネルで標準的に使用されている Noop スケジューラ,Deadline スケジューラ,CFQ スケジューラそれぞれと比較し,Noop スケジューラからは帯域幅 4%の向上,レイテンシは 15%の低減,Deadline スケジューラからは帯域幅 7%の向上,レイテンシは 7%の低減,CFQ スケジューラからは帯域幅 34%の向上,レイテンシは 40%の低減を達成した.

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