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論文・著書情報


タイトル
和文:宅地化地域における農耕儀礼コミュニティーの変容に関する研究 -東京都板橋区徳丸・下赤塚地域のケーススタディ- 
英文:A Study on a Change of Community for Traditional Agricultural Ceremony in Developed Area - Case Study of Tokumaru and Shimo-Akatsuka Area, Itabashi-ku, Tokyo- 
著者
和文: 池田佳和, 十代田朗, 津々見崇.  
英文: Yoshikazu IKEDA, Akira SOSHIRODA, Takashi TSUTSUMI.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:都市計画論文集((社)日本都市計画学会) 
英文:Journanl of the City Planning Institute of Japan (City Planning Instutite of Japan) 
巻, 号, ページ Vol. 40    No. 3    pp. 979-984
出版年月 2005年10月 
出版者
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会議名称
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開催地
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アブストラクト 本研究では、かつて農村的価値観の象徴であったと考えられ、農業衰退・宅地化地域に、現在でも残存する農耕儀礼コミュニティーに着目し、その特徴、変化、及び担い手の農耕儀礼に対する意識を明らかにした。そして、特徴と変化に見出される農村的要素が農業衰退・宅地化の中で如何なる価値を持って存続しているのか、今後どのようになると予想されるのかについて、主に担い手の意識から考察した。結論は以下の3点である。(1)田遊び担い手コミュニティーは、土着の旧農家による「世襲」(下赤塚保存会)、「(旧農家の)近所付き合い」(徳丸保存会)という農村的な成立基盤を有している。(2)現在、田遊びの「運営」「費用」は氏子地域全体で負担されているが、担い手は、下赤塚田遊びでは「旧字」徳丸田遊びでは「旧来集落地域」という農村的範囲に限定されている。(3)現在でも担い手は、担い手コミュニティーの農村的な成立基盤に対して価値意識を持っており、当面はそれを維持、存続させると推察される。しかし、町会や氏子組織という枠組みを通じて担い手の拡大の必要性を意識していることは、コミュニティーの今後の動向に影響を与えると考えられる。

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