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論文・著書情報


タイトル
和文:免疫細胞シグナルの1分子イメージングと分子動態 
英文: 
著者
和文: 十川 久美子, 徳永 万喜洋.  
英文: Kumiko Sakata-Sogawa, makio tokunaga.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:生化学 
英文: 
巻, 号, ページ 81    3    pp. 218-222
出版年月 2009年3月 
出版者
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会議名称
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開催地
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英文: 
アブストラクト  最近の顕微鏡技術や蛍光プローブの開発により生きた細胞内部での個々の分子の動きをリアルタイムで観察することが可能になった. 蛍光ラベルした1分子毎の動きをイメージングすることにより, 細胞内分子動態の可視化はもとより分子数の定量および分子間相互作用の数値化ができる. また1分子イメージングの高感度特性を生かすことで, 生きた細胞でのイベントを長時間照射損傷なく観察できる. T細胞の免疫刺激による活性化初期過程を可視化したところ, 従来の説とは異なり, 約100分子程度のシグナル伝達分子の集まりであるマイクロクラスター形成がシグナル開始であること、時間的かつ空間的にT細胞の活性化を制御していることが分かってきた. 最近, 核内でも1分子が鮮明に可視化でき, 免疫刺激と応答について, 細胞表面から核まで分子動態を直接明らかにする道が開拓されようとしている.

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