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論文・著書情報


タイトル
和文:メタ学習による肝機能検査データからの因果モデルの構築 
英文: 
著者
和文: 稲田政則, 寺野隆雄.  
英文: Masanori Inada, Takao Terano.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
英文: 
巻, 号, ページ         pp. 73-78
出版年月 2002年5月 
出版者
和文: 
英文: 
会議名称
和文:知識ベースシステム研究会(第56回) 
英文: 
開催地
和文:韓國海洋大學校 
英文: 
公式リンク http://www.ai.sanken.osaka-u.ac.jp/sig-kbs/prg/020523.html
 
アブストラクト 本論文では、医療におけるアクティブユーザーリアクションの実施例を示す、本論文の目的は、肝機能検査データの因果モデルの構築と、予測システムとしての実用化である。因果モデルは、複数のデータマイニング手法によるメタ学習によって知り得た知見と、ユーザの背景知識を基に構築する。メタ学習のフェーズでは、線形回帰分析とニューラルネットワークを学習用データに適用し、n-fold学習にてマイニングモデルが得る、得られたマイニングモデルの予測性能は、テストデータにおける予測値の振る舞いの比較によって評価する。ここで得られた知見に基づいて、ユーザは因果モデルを構築する。因果モデル構築のフェーズでは、ユーザは、メタ学習で得られた知見と背景知識とに基づき、重要な変数を選択し、肝機能という潜在変数を導入した因果関係を導く。この因果関係は構造方程式モデリングによって表現する。因果モデルの予測性能は、テストデータにおける予測値の振る舞いを、他のマイニングモデルと比較することで評価する。本論文では、このプロセスから線形回帰モデルと同等で、かつ、ユーザーが容易に理解できる優れた因果モデルを得ることができた。単一のデータマイニング手法の適用、あるいは、構造方程式モデリングだけの適用では、こうしたモデルを簡単に得ることは難しい。

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