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論文・著書情報


タイトル
和文:日本の学士課程における教育の一環としての研究――卒業研究の特徴と課題 
英文:Japanese Undergraduate Research and How to Reform It 
著者
和文: 和田正法.  
英文: Masanori Wada.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:創価大学 学士課程教育機構研究誌 
英文:The Journal of Learner-Centered Higher Education 
巻, 号, ページ     No. 3    pp. 117–132
出版年月 2014年7月26日 
出版者
和文:創価大学学士課程教育機構 
英文:School for Excellence in Educational Development, Soka University 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
ファイル
公式リンク http://libir.soka.ac.jp/dspace/handle/10911/3302
 
アブストラクト 日本の大学では、伝統的に学士課程最終年次に一年間の研究(卒業研究)を行うことが学生に課されてきた。卒業研究は、学生が最先端の研究に触れられる機会であると同時に、学生の人格形成にも影響を及ぼすと教員の間で高く評価されている。しかし学問の細分化と学生の大衆化により、効果的な教育を行うことができなくなっている。また学術的成果を重視する教員の主導は、学生の自主性の成長を阻害する要因になり、さらに個々の教員の方針に依存する評価方式は、「質の保証」に問題がある。本稿では、これまで点検されていない卒業研究科目の問題を整理し、改革の方針として次の三点を示す。①「質の保証」のため、評価基準を明確にする。②学生の自主性を育むため、低学年から課題解決型科目を導入する。③研究室の枠にとらわれず、学生が複数の分野に触れられる体制を設ける。改革への取り組みは、大学側の教育に対する姿勢を知る重要な指標になる。

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