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論文・著書情報
タイトル
和文:
実時間システム向け文脈指向言語ProcneJ
英文:
ProcneJ: A Context-oriented Programming Language for Real-time Systems
著者
和文:
安原由貴
,
森口草介
,
渡部卓雄
.
英文:
Yuki Yasuhara
,
Sosuke Moriguchi
,
Takuo Watanabe
.
言語
Japanese
掲載誌/書名
和文:
英文:
巻, 号, ページ
出版年月
2013年2月28日
出版者
和文:
英文:
会議名称
和文:
情報処理学会 第93回プログラミング研究発表会
英文:
開催地
和文:
東京都千代田区
英文:
ファイル
公式リンク
http://id.nii.ac.jp/1001/00096924/
アブストラクト
組込みシステム等において典型的に要求される性質に実時間制約がある.実時間制約は横断的関心事の1つであり,プログラムを複雑にする.本研究の目的は,文脈指向プログラミングの考え方に基づいた実時間制約の記述方式とそのモジュール化手法,およびそれに基づくプログラミング言語の提案である.実時間システムのプログラムは,外部環境などの変化に加え,時刻および時間経過に依存する振舞いを示すプログラムと考えることができる.そこで我々は時刻や時区間を文脈と見なすことで,文脈指向プログラミングの考え方を用いた実時間制約の記述方式を提案する.さらに時間の経過は位置情報などの外部要因による文脈の変化と同様にとらえることができるため,我々は時間の経過をイベントとしてとらえ,EventCJのような状態遷移モデルに基づく文脈の活性化制御を導入した.以上の考え方に基づいて設計された言語ProcneJでは,状態遷移を宣言するプロセス記述と実行可能なコードを記述するクラス記述を分離することで,実時間制約に関する記述のモジュール化を可能にしている.さらにプロセス記述から時間オートマトンを生成することで,時間制約や層の活性化に関する性質のUPPAALによる検証を可能にしている.本発表では,提案手法の基本的アイデアについて説明し,例題を通して文脈指向の考え方による実時間制約記述の有効性について議論する.
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