Home >

news ヘルプ

論文・著書情報


タイトル
和文:小規模組込みシステム向けFRP言語のための再帰データ型 
英文:Recursive Data Types for an FRP language for Small-scale Embbeded Systems 
著者
和文: 横山陽彦, 森口草介, 渡部卓雄.  
英文: Akihiko Yokoyama, Sosuke Moriguchi, Takuo Watanabe.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
英文: 
巻, 号, ページ        
出版年月 2021年3月16日 
出版者
和文: 
英文: 
会議名称
和文:情報処理学会 第133回プログラミング研究発表会 
英文:IPSJ SIGPRO 133 
開催地
和文: 
英文: 
アブストラクト 関数リアクティブプログラミング(FRP)は,時間と共に変化する値を表す時変値を宣言的に組み合わせて,GUIなどのリアクティブシステムを簡潔に記述するプログラミングパラダイムである. EmfrpはFRPを小規模な組み込みシステムの記述に使用できるように設計,開発されたドメイン特化言語である. Emfrpによって記述されたプログラムは時変値の更新処理の停止性が保証されていること,実行時のメモリ使用量が静的に決定されていることから,リソースの制限された環境でも安全にリアクティブな動作を続けることができる. しかしながら,これらの性質を維持するためにデータ構造や関数の再帰的な定義,使用が禁止されている. そのため,リストや木構造のような動的なデータ構造を自然な表現で扱うことが難しい. FRPは宣言的な記述を前提としているため,これらの機能制限により保守性に乏しいプログラムや記述の困難なプログラムが存在する. 本発表では,この制限を緩和するためにEmfrpを構造のサイズ情報を伴ったデータ型で拡張したEmfrpBCTを提案する. EmfrpBCTによって表現力が向上することを例題を通して説明した後,その構文,操作的意味論,型システムについて形式的定義を与え健全性を証明した. さらにEmfrpBCTからC言語へのトランスパイラを作成し,変換時間や実行時のオーバーヘッドを測定,評価した.

©2007 Tokyo Institute of Technology All rights reserved.