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論文・著書情報


タイトル
和文:CycPeptMPDB:包括的な環状ペプチド膜透過率データベースの開発 
英文: 
著者
和文: 李 佳男, 柳澤 渓甫, 杉田 昌岳, 藤江 拓哉, 大上 雅史, 秋山 泰.  
英文: Jianan Li, Keisuke Yanagisawa, Masatake Sugita, Takuya Fujie, Masahito Ohue, Yutaka Akiyama.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:研究報告バイオ情報学(BIO) 
英文: 
巻, 号, ページ 2023-BIO-74    38    1-8
出版年月 2023年6月22日 
出版者
和文:情報処理学会 
英文: 
会議名称
和文:情報処理学会 第143回MPS・第74回BIO合同研究発表会 
英文: 
開催地
和文:沖縄県 
英文: 
公式リンク https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/mps143bio74.html
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=8&item_id=226693&item_no=1
 
アブストラクト 近年,環状ペプチド医薬品は,従来の低分子医薬品や抗体医薬品では狙うことが困難な細胞内タンパク質間相互作用などを標的とすることができるため,注目を集めている.しかしながら,環状ペプチドは一般的に膜透過性が低いという欠点が存在しており,経口投与や細胞内標的の阻害が可能なペプチド医薬品を開発する上での大きな課題として残っている.環状ペプチドの膜透過性を測定した研究は多く報告されているが,データを統一した形式でまとめたデータベースが未だ存在しない.そのため,本研究は45件の論文および2 件の製薬企業特許から,合計7334 件の環状ペプチドの構造および実験的に測定された膜透過性データを網羅的に収集し,世界初の環状ペプチド膜透過性データベースであるCycPeptMPDB(http://cycpeptmpdb.com)として公開した.さらに,低分子化合物より複雑な環状ペプチドの構造を明確に表現するために,HELM 記法を用いて生成した全ペプチドの統一的な配列表記も収蔵されている.CycPeptMPDB は,基本的なデータストレージ機能に加えて,検索,データ分析,ダウンロードなどのいくつかのサポート機能も提供している.

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