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論文・著書情報


タイトル
和文:不干渉性の強制について 
英文:On Enforcement of Noninterference 
著者
和文: 永藤 直行, 渡部 卓雄.  
英文: Naoyuki Nagatou, 渡部 卓雄.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 
英文:IPSJ SIG Notes 
巻, 号, ページ Vol. 106    No. 174    pp. 207-214
出版年月 2006年6月 
出版者
和文:一般社団法人電子情報通信学会 
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会議名称
和文:情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会 
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開催地
和文:岡山 
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アブストラクト モニタにより強制可能なセキュリティーポリシの特徴について議論する.ここでいうモニタとはプログラムの振舞を監視し,もしそれがポリシに違反するときにはそのプログラムを強制的に停止することによりポリシを強制する強制機構のことである.もちろん,このような強制機構ではすべてのポリシが強制可能であるわけではない.なぜなら,モニタはプログラムの有限の振舞しか観測できず,未来の情報を利用することが出来ないからである.F.B.Schneiderはこのような特徴をもつポリシはLamportの安全性の特徴を充たすことを示した.また,そのような安全性を受理するようなオートマトンが存在し,それをセキュリティーオートマトンと呼んでいる.さらに,我々はモニタは単にプログラムの振舞を観測するだけでなくもっと多くの情報を利用できると考える.そのとき,ポリシがどのような特徴を持つか明らかにすることを試みる.これまでに,観測した有限の振舞の部分的な振舞を利用することにより情報流ポリシが不干渉という意味で強制可能であることを明らかにした.

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