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論文・著書情報
タイトル
和文:
移川流域における放射性セシウムの移行に関する研究
英文:
著者
和文:
小俣哲平
,
木内 豪
.
英文:
Teppei Omata
,
Tsuyoshi Kinouchi
.
言語
Japanese
掲載誌/書名
和文:
水文・水資源学会研究発表会要旨集
英文:
巻, 号, ページ
Vol. 26 No. 0 pp. 98
出版年月
出版者
和文:
水文・水資源学会
英文:
会議名称
和文:
英文:
開催地
和文:
英文:
アブストラクト
2011年東北地方太平洋沖地震に起因する福島第一原子力発電所の爆発事故により飛散した放射性セシウム(主に
137
Cs)は半減期30年と長いため、長期的な環境中での挙動を予測することにより、地域の安全や生態系への影響評価に役立てる必要がある。放射性セシウムは細かい粘土粒子に吸着するという特性がある。そこで、上記の特性を考慮しながら、土砂流出に伴う水循環内の放射性セシウムの移行を、分布物理型水循環モデルであるWEPモデルに新たに土砂の輸送モデルとそれに伴う放射性セシウムの輸送モデルの2つを加えることで、新たなモデルを構築し移行の再現計算を試みた。土砂の輸送には濃度の移流方程式と雨滴の衝撃による剥離、表面流の掃流力による地表面からの浸食を考慮して表現し、放射性セシウムの輸送も同様に、濃度の移流方程式と土砂生産に伴う放射性セシウムを考慮して表現した。モデルは、福島県内を北上し太平洋へと流れ込む一級河川である阿武隈川の支川・移川の上流域に位置する口太川流域を対象に適用した。モデルによる計算結果は、口太川下流における流量および土砂量は概ね良好に再現でき、観測データとも一致した。しかし、放射性セシウム濃度の結果は、計算初期が過小評価になってしまった。モデルの改善には放射性セシウムが有機物に付着して流れる部分があることや吸着する粘土粒子の粒径分布などを考慮していく必要がある。
©2007
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