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論文・著書情報


タイトル
和文:透明部を有する磁性培養基板を用いた細胞パターニング技術の開発 
英文:Development of Cell Patterning Technology Using Magnetic Culture Substrates with Transparent Sections 
著者
和文: 佐藤颯, 榛葉健太, 宮本義孝, 髙山俊男, 八木透.  
英文: Hayato Sato, Kenta Shimba, Yoshitaka Miyamoto, Toshio Takayama, Tohru Yagi.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
英文: 
巻, 号, ページ        
出版年月 2025年11月29日 
出版者
和文: 
英文: 
会議名称
和文:日本生体医工学会関東支部 若手研究者発表会2025 
英文:Young Investigator Workshop 2025 Japanese Society for Medical and Biological Engineering 
開催地
和文:神奈川県川崎市 
英文:Kawasaki, Kanagawa 
アブストラクト 細胞を捕捉し特定の位置に配置する技術を細胞パターニング技術といい,培養環境下で生体内の細胞ネットワークを模倣できる技術として注目されている.我々は,接着細胞を対象とした細胞パターニング技術として,磁力により位置制御可能なマイクロサイズの培養基板(以下,磁性培養基板)を用いた手法を提案している.磁性培養基板は磁性粒子を混ぜ込んだSU-8で作製し,細胞が接着した基板を磁力により動かすことで細胞の移動を実現している.これまでは,磁性粒子を全面に含む磁性培養基板により実験を行ってきたが,磁性粒子でSU-8が黒く着色されるため光学顕微鏡での細胞観察が困難であった.そこで本研究では,中央部のみに磁性粒子を配置し,周辺に透明部を有する磁性培養基板を新たに設計・作製した.これにより,磁力による移動性能を維持しつつ細胞観察を可能とした.今回は,新たに作製した磁性培養基板上への細胞接着を確認した後に,異なる基板同士を結合させ,基板間をまたぐ新たな細胞ネットワークが形成される様子を観察することで,接着細胞を対象とした細胞パターニング技術としての有用性を示す.

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