T2R2システム全学説明会 開催報告

2016/10/7



8月19日に、T2R2 システム(*) への研究業績の登録方法や、ORCID を利用した新しい一括登録機能を紹介する「T2R2 システム全学説明会」が開催されました。 本説明会は、遠隔講義システムにより大岡山キャンパスとすずかけ台キャンパスを中継して行われ、60 名の教職員が参加しました。

 
 
 
 
横田治夫教授  
 
森雅生教授  
 
説明会の様子

■  内容

・「T2R2 について」(情報理工学院 横田治夫教授)
・「機関リポジトリについて」(情報活用IR室 森雅生教授)
・「機能紹介」(研究推進部情報図書館課)
 ※ 当日の配布資料は、T2R2 登録サイトのメニュー「サポート」内の「説明会動画・資料」ページに掲載しています。

最初に横田教授より、平成 17 年度に始まった開発以来、様々な機能を充実させてきたこれまでの活動が紹介されました。 また、T2R2 システムは研究業績管理ツールとしての機能も有しているため、登録されている業績の多さが示された統計に、参加者は興味を引かれていました。

次に森教授より、国内外の機関リポジトリの状況などについて説明がありました。 世界の動向の一例として、EU の研究機関では 2020 年までに論文の無償公開を約束したことが紹介されました。 さらに、研究成果を無料で公開するオープンアクセスに向けた動きにも触れ、東工大でも T2R2 システムを積極的に活用し、研究成果の公開に役立ててほしいと語られました。

続いて情報図書館課より、T2R2 システムの研究成果の登録方法の説明がありました。 基本的な登録方法に加え、登録作業の手間を省くために、ORCID や CiNii からデータを取り込み一括登録する機能が紹介されました。

最後に、質疑応答が行われ、説明会は盛況のうちに終了しました。 終了後のアンケートでは、便利な機能があることが分かり、実際の登録作業で早く試したいという感想が寄せられました。 今後、T2R2 システムでより積極的な教育・研究成果の公開が進められる事が期待されます。




 
 
* T2R2(Tokyo Tech Research Repository)システムは、東工大の教育・研究成果の一元的な蓄積・管理・発信を目的としたシステムです。東工大所属の全ての研究者が執筆した学術研究論文等の書誌情報や、PDF ファイル形式の論文本文を登録・保存・公開するための機能を備えています。T2R2 システムに登録された教育・研究成果は、広く学内外から検索・閲覧することができます。





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