本文ファイル公開件数が1000件を突破しました!

2012/5/25


  本文ファイル公開件数が1000件を突破しました

  2012年3月7日、T2R2システムにて学外公開されている論文等の本文ファイルが1000件を突破しました。研究者の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
  今後もT2R2システムでは、本学の、そして研究者の皆様の研究成果を世界へ向けて発信して参ります。
  引き続きT2R2システムへのデータ入力と本文ファイル登録にご協力くださいますよう、お願い申し上げます。


  1000件目の論文はこちらです!   

論文名: 助詞相当句を中心にみた科学技術日本語テキストの分析-理工系大学院留学生の専門書読解のために-
著者名: 仁科喜久子, 武田明子
掲載誌: 東京工業大学人文論叢
巻号頁: Vol. 19, pp. 139-152
T2R2システム学外公開ページのURL: http://t2r2.star.titech.ac.jp/cgi-bin/publicationinfo.cgi?q_publication_content_number=CTT100412128
  1000件目の本文ファイルをご登録くださいました仁科喜久子名誉教授(当時、留学生センター教授)からコメントを頂戴しましたのでご紹介いたします。   
  • 仁科先生

    仁科先生

    • 1000件目に本文ファイルが学外公開されました、上述の論文の概要を教えてください。

      この論文は、留学生が専門分野の文献を読解するために必要な日本語能力とはどのようなものかを大学理系教科書において調査し、中でも書き言葉における構文を理解する上で重要な助詞相当句に注目し、その教授法への提案をしたものです。

    • T2R2システムで公開されたファイルをどのような方々に読んで頂きたいですか?

      東工大では理系の研究が大部分ですが、私どものような文系、教育系の研究が文理融合に役立てることを願いつつ、教育工学や言語を扱う方々に読んでいただけることを期待します。また、東工大以外の国内外の留学生日本語教育、言語分野の方にも読んでいただきたく存じます。

    • 先生は今年3月に東工大を退職されましたが、在職中印象に残っているエピソードがございましたら教えてください。

      東工大には理工系の先生方が多いのですが、そこで文理融合の研究が実現できたことが大変幸運でした。皆さん多忙であるにも関わらず、時間と労力を惜しまず、理工系留学生のためのカリキュラム、教材つくりをしようとしてきた私どもの協力者になってくださったことは有難いことでした。エンジニア、研究者、教育者としての骨身を惜しまない誠実な態度にしばしば感動しました。

    • 後進の若手の研究者や学生へのメッセージをお願いいたします。

      先に述べたような諸先輩、先生方の誠実さが本学には、根付いていると思いますので、この精神をしっかりと学んでいただきたいと思います。その一方で、専門以外のことにも広く興味をもち、広い教養を身につけるように心がけていただきたいと思います。体力のあるうちに好奇心に従って行動することも研究の肥やしになります。そして哲学、文学、芸術 などから得た知識と感性が、エンジニアを目指す皆様の研究をおおきく花開かせると思います。


  •   仁科先生、お忙しい中コメントをお寄せ頂きまして、大変ありがとうございました。




  T2R2システムに本文ファイルを登録すると、このようなメリットがあります
      
  • 登録された本文ファイルは大学が永続的に保守・管理します。

  • 登録された本文ファイルを一元的に管理することができます。



  T2R2システムで本文ファイルが公開されると、このようなメリットがあります
    T2R2システムに登録されている論文は、Google等の検索エンジンやGoogle Scholarの検索対象となっており、全世界の研究者からアクセスされる機会が多いため、業績の可視性が一層向上します。特に本文ファイルが公開されると、新たな読者を獲得することで被引用回数の増加につながる可能性が高まります。


  T2R2システムで本文ファイルを公開するには...

  • 東工大ポータルからT2R2システム登録サイトへアクセスして、画面左のToolBoxより「登録」をクリックし、登録論文・著書等の業績データ登録・編集画面へ進みます。


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    • 画面上部「ファイル」欄の「ファイルのアップロード」ボタンから本文ファイル(PDF形式)を登録し、「このファイルの学外への公開」で「公開希望」ボタンを選択してください。

      
  • 公開希望を設定された本文ファイルは、担当事務にて、出版社の著作権規定を確認してその内容に基づき公開作業を進めます。
    公開作業の進捗状況は、T2R2システムのデータ登録・編集画面の「ファイル」欄のメッセージをご覧ください。

          【T2R2システムへの登録のヒント】
           ・ウィザード機能もありますのでご活用ください。
           ・ご自身が指定した代理人の方が、代わりに登録することも可能です。



  T2R2システムで本文ファイルを登録する際のご注意
  
  • 本文ファイルの公開を希望される場合、共著者への許諾確認は登録者ご自身にて事前に行って頂きますようお願いします。

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  • 出版社の規定によっては、ファイルの差替が必要になったり、場合によってはファイルを公開できないこともあります。





  • 問合せ先 :address