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Publication Information


Title
Japanese:明度知覚に影響を与える輝度分布特性と照度との関係 
English: 
Author
Japanese: 金成 慧, 金子寛彦.  
English: Kei Kanari, Hirohiko Kaneko.  
Language Japanese 
Journal/Book name
Japanese:VISION 
English: 
Volume, Number, Page Vol. 24    No. 3    p. 126
Published date Aug. 20, 2012 
Publisher
Japanese:日本視覚学会 
English: 
Conference name
Japanese:日本視覚学会2012年夏季大会 
English: 
Conference site
Japanese:山形県米沢市 
English: 
Official URL https://sites.google.com/site/vsj2012summer/
 
Abstract 対象の明度を知覚するとき,周囲の輝度に影響されることは対比効果としてよく知られている. 我々のこれまでの研究より,自然画像における対象の周囲の輝度分散も明度知覚に影響を与えてい ることが示唆された.そこで本研究では,画像の平均輝度を一定にしたまま,無意味画像の輝度分 散が明度知覚に与える影響を定量的に調べた.背景の画像はランダムドットで呈示し,その中央に 配置されたターゲット刺激に対して知覚される明度に,一様な背景の中央に配置された比較刺激の 明度をマッチングすることで測定した.その結果,刺激輝度分散と被験者の明度応答との間に相関 がみられた,さらに,実環境のさまざまな場所において,画像を撮影するとともに照度を測定し, 環境における輝度分散と照度との相関を分析した.これより,視覚系が周囲の輝度分散から照度を 推定し,明度を決定していることの妥当性を検討した.

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