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Publication Information


Title
Japanese:リンク層情報を用いた無線環境向けふくそう制御方式の提案(インターネット) 
English: 
Author
Japanese: 齋藤 健太郎, 五十嵐 健, 井原 武, 三浦 章.  
English: Kentaro Saito, 五十嵐 健, 井原 武, 三浦 章.  
Language Japanese 
Journal/Book name
Japanese:電子情報通信学会論文誌. B, 通信 
English: 
Volume, Number, Page vol. 90    no. 4    pp. 382-393
Published date Mar. 2007 
Publisher
Japanese:一般社団法人電子情報通信学会 
English: 
Conference name
Japanese: 
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Conference site
Japanese: 
English: 
Abstract 携帯電話の普及に伴い,ユーザが移動しながら通話・データ通信を行う移動通信環境は生活の基盤となりつつある.現在国内においては下り最大2Mbit/sのIMT2000サービスの提供が行われており,下りリンクの通信速度を最大で14.4Mbit/sにまで向上させるHSDPA技術が既に実用化の段階に入りつつある.このような高速な無線回線上でTCPのふくそう制御を用いた場合,送信端末が無線リンク上で発生したパケットロスやリンク層再送によるパケット伝搬遅延の変動をネットワークのふくそうと解釈して通信速度を減少させるため,回線の容量を十分に利用できない問題がある.本論文では上記の問題を解決するためにTGP-LL(Link Layer Aware TCP)を提案する.TCP-LLでは,受信端末は自身の無線リンク層でのパケット処理状況を監視し,リンク層再送によって遅延が発生した場合は,再送遅延をパケット伝搬遅延から除外して計算する.また無線エラーによってパケットが消失した場合は,パケットのエラーが発生していない部分(以下正常受信部と呼ぶ)の情報から消失パケットを特定する.受信端末が無線リンクでのパケットロス・伝搬遅延変動を送信端末に通知することによって,送信端末の不必要なふくそう制御を防止することが可能となる.

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