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Publication Information


Title
Japanese:COVID-19の流行による在宅勤務時の職場の同僚間の関係性とメンタルヘルスの分析 
English: 
Author
Japanese: 赤堀 渉, 中谷 桃子, 橋本 遼, 山下 直美.  
English: Wataru Akahori, Momoko Nakatani, Ryo Hashimoto, Naomi Yamashita.  
Language Japanese 
Journal/Book name
Japanese:情報処理学会論文誌 
English: 
Volume, Number, Page Vol. 63    No. 2    pp. 401-412
Published date Feb. 2022 
Publisher
Japanese:情報処理学会 
English: 
Conference name
Japanese: 
English: 
Conference site
Japanese: 
English: 
Abstract 在宅勤務がビジネスにおける新たな常識となるなか,多くの企業は従業員のメンタルヘルスを維持することに困難を感じている.これまで,社会的なつながりがメンタルヘルスの維持に重要な役割を果たすことが明らかにされているものの,在宅勤務が職場の関係性に及ぼす影響についてはほとんど知られていない.そこで本研究では,在宅勤務時の職場の同僚間のコミュニケーションに焦点を当て,特に,つながりの弱い同僚とつながりの強い同僚の間でのコミュニケーションパターンの差異を明らかにした.本研究では,日本のIT企業9社の従業員17名を対象としたアンケートとインデプスインタビュー,そして,そのうちの従業員9名を対象とした5日間の経験サンプリングを実施した.その結果,在宅勤務時では,つながりの強い同僚とのつながりが維持され,つながりの弱い同僚とのつながりがさらに弱まるという関係性の二極化が生じ,特にインタビュー結果から,在宅勤務時の職場のコミュニケーションの二極化が不安感を増大させる可能性が示唆された.

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