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論文・著書情報


タイトル
和文:肝病変定量診断手法における病変肝振幅分布変化モデルの近似精度 
英文:Accuracy analysis of echo amplitude distribution model for fibrotic liver 
著者
和文: 五十嵐 悠, 山口匡, 蜂屋弘之.  
英文: Yu Igarashi, Tadashi Yamaguchi, Hiroyuki Hachiya.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:信学技報 
英文:IEICE Technical Report 
巻, 号, ページ Vol. 110    No. 419    pp. 7-12
出版年月 2011年2月21日 
出版者
和文:電子情報通信学会 
英文:The Institute of Electoronics, Information and Communication Engineers 
会議名称
和文:超音波研究会 
英文:Technical Committee on Ultrasonics 
開催地
和文:つくば 
英文: 
アブストラクト われわれは,肝炎線維化の定量評価を目的とした新しいエコー信号の解析手法について検討を進めている。本手法では,病変肝からのエコー信号を正常組織と線維組織からの反射信号の2成分と考え,エコー信号の振幅分布を二つのレイリー分布の組み合わせにより表現したモデルを提案している。このモデルを用いることにより,病変肝中の線維組織の質と量に相当するパラメータをエコー信号振幅の統計量から逆問題を解き定量的に求めることができ,肝炎線維化の定量評価の可能性を提示した。本手法では,実際のデータがどの程度このモデルで表現できるかを把握することが重要である。そこで,本報告では,病変肝の振幅分布モデルの近似精度を評価するために,KL情報量を分布の近似精度の指標として用いて検討を行った。臨床画像データ上で設定したROIを移動させながら画像全体の近似精度を評価した。その結果,血管や組織境界がなければ,正常肝から肝硬変まで提案モデルで近似できることが明らかとなった。

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