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論文・著書情報
タイトル
和文:
鍛造TiAl基合金の現状と展望 -その組織設計哲学-
英文:
著者
和文:
竹山雅夫
.
英文:
MASAO TAKEYAMA
.
言語
Japanese
掲載誌/書名
和文:
ふぇらむ
英文:
巻, 号, ページ
Vol. 15 No. 11 pp. 678-685
出版年月
2010年11月1日
出版者
和文:
日本鉄鋼協会
英文:
会議名称
和文:
英文:
開催地
和文:
英文:
アブストラクト
従来,室温延性に乏しく鍛造合金として利用が考えられていなかったTiAl基合金が2011年にはじめて民間航空機のジェットエンジンに適用された。本稿ではTiAl基合金の研究開発の動向と鍛造用途の実現のための組織設計哲学について述べる。最近の欧米におけるTiAl基合金の研究開発としては,鋳造Ti基合金のジェットエンジン用低圧タービンブレードへの適用を目的として,2004年からESA(欧州宇宙機構)を中心に欧州15カ国が参加した5カ年プロジェクトIMPRESSが始まった。2010年5月での成果報告会では大半が英国とドイツからの鋳造技術及び鋳造材の機械的特性に関するものであった。鍛造Ti創基合金については,米国空軍を中心に鍛造合金の開発研究が90年代後半から,また,欧州でもオーストリアのPlansee社を中心に90年代前半から鋳造合金以上に活発な研究が行われてきた。2006年にドイツ,BambergでβTi相を利用した鍛造合金に関する会議ももたれた。ジェットエンジン用コンプレッサー翼,また,自動車用部品のエンジンバルブ,ターボ翼車や発電プラントの低圧タービン翼への適用も視野にいれた鍛造合金の研究開発がすすめられている。鍛造TiAl基合金の組織設計哲学はβTi相(bce)を利用した相変態による組織制御が基礎となっている。置換型元素を用いた組織制御,侵入型元素を用いた組織制御や組織制御した鍛造TiAl基合金の衝撃特性について言及した。
©2007
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