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論文・著書情報
タイトル
和文:
ヨウ素/飽和ヨウ化カリウムを含有したニトロベンゼン/クロロベンゼン混合液滴の自発運動
英文:
Spontaneous motion of a nitrobenzene/chlorobenzene droplet with iodine/potassium iodine in a cationic surfactant aqueous solution
著者
和文:
小林圭
.
英文:
kei kobayashi
.
言語
Japanese
掲載誌/書名
和文:
英文:
巻, 号, ページ
出版年月
2012年1月7日
出版者
和文:
英文:
会議名称
和文:
第63回コロイドおよび界面化学討論会
英文:
開催地
和文:
京都市
英文:
Kyoto city
アブストラクト
<目的・実験>ニトロベンゼンにヨウ素/ヨウ化カリウムを混合させた油相にカチオン性界面活性剤水相を接すると界面の自発運動が生じることが知られている。我々は、油相にクロロベンゼンを混合させると、ある一定の割合において、最も自発運動が活性化することを見出した(Figure 1)。今回、この活性化の原因を探求するために、各ニトロベンゼン/クロロベンゼン濃度の油相を用いて、油相の密度・粘度測定、界面活性剤の油相への溶解度測定、油相/水相の界面張力測定、界面に生成した凝集体の元素分析および融点分析を行った。 <結果・考察>上記の実験結果から、クロロベンゼンの方が密度・粘度が小さく界面のモビリティが高いこと、界面活性剤の溶解度はクロロベンゼンの方が小さく界面活性剤の界面滞在時間が長いこと、界面張力値もクロロベンゼンの方が高く大きな自発運動を生じる要因はあることが分かった。 界面における界面活性剤の反応プロセスは、(1)STA-Cl → STA+ + Cl-、(2)STA+ → STA+int、(3)STA+int + I3- →STA-I + I2の3段階と考えられる(Figure 2)。STA+intは界面に吸着している界面活性剤である。プロセス(3)が生じるためには、STA+intの求電子反応が進行しなくてはならない。このため、ニトロベンゼンの強い電子吸引性が自発運動には不可欠と考えられる。 以上のことから、自発運動が生じるためにはニトロベンゼンが必要であるが、自発運動が起きてしまえばモビリティはクロロベンゼンの方が高いため、ある一定の混合割合において活性化点が発現したと考えられる。
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