研究活動を担う基盤としての大学・公的研究機関－総論

下田隆二

論文・著書情報

タイトル

和文:	研究活動を担う基盤としての大学・公的研究機関－総論
英文:	Overview of Public Research Institutions as Platform of Research for Science,Technology and Society

著者

和文:	下田隆二.
英文:	Ryuji SHIMODA.

言語

Japanese

掲載誌/書名

和文:	国による研究開発の推進－大学・公的研究機関を中心に－本編
英文:	State Promotion of Research and Development: Support for Higher Education Institutions and Public Research Institutions

巻, 号, ページ

pp. 83-98

出版年月

2012年3月16日

出版者

和文:	国立国会図書館調査及び立法考査局
英文:	Research and Legislative Reference Bureau, National Diet Library

会議名称

和文:
英文:

開催地

和文:
英文:

公式リンク

http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3487157_po_20110209.pdf?contentNo=1

アブストラクト

まず、広い意味での公的研究機関とは何かについて考察する。次に、近年の先進諸外国及び我が国の公的研究機関と大学の変革の背景として、ナショナル・イノベーション・システムにおけるこれらの組織への期待、緊縮財政等に起因する政府活動全般の効率化の追求の影響、これらの組織としての持続的発展があることを指摘する。さらに、諸外国の動向も視野にいれ、変革期にある研究活動を担う基盤としての公的研究機関と大学の現状と課題について概観する。先進主要国も含めて近年公的研究機関は大きく変化し、非常に多様な機関を含むようになったこと、組織上の変化が主要な変化として掲げられること、新たな戦略的方向付けが変化の推進役として挙げられることを現状として指摘する。最後に、課題として①期待される役割の明確化、②複数の期待される役割間の調整、③役割の遂行に適した組織構造、ガバナンス構造、資金提供方策、評価体系の構築を指摘する。

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