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論文・著書情報


タイトル
和文:跳躍眼球運動前後における形状変化とそれに基づいた表情変化の知覚閾値の比較 
英文:Comparison between the thresholds of shape and facial expression change across saccade 
著者
和文: 伊波 慧, 金子 寛彦.  
英文: Satoshi IHA, Hirohiko KANEKO.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:信学技報 
英文:IEICE Technical Report 
巻, 号, ページ Vol. 112    No. 112    pp. 45-48
出版年月 2012年6月23日 
出版者
和文:電子情報通信学会 
英文:The Institute of electronics 
会議名称
和文:電子情報通信学会HIP研究会 
英文:Human Information Processing 
開催地
和文:北海道 
英文:Hokkaido 
アブストラクト 人間は跳躍眼球運動(サッカード)により広範囲に及ぶ鮮明な像を知覚している.しかしその前後でどのような情報が統合され,どのような情報が破棄されるのか明らかであるとは言えない.例えばサッカードを介した時の方位知覚は固視条件よりも感度が低くなるが,水平・垂直方向では他の斜め方向に比べ感度が落ちにくい(伊波,金子2012).それは水平・垂直軸を境界として刺激のもつ概念が変化するからと考えることができる.本研究では,サッカード前後での刺激に概念変化は知覚へどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目的とし各刺激での刺激変化応答を解析した.刺激には円弧形状の線刺激とそれを基にした表情刺激を用い,各刺激をサッカード前後で円弧の曲率を変化させることで概念を変化させ,知覚へどのような影響を与えるか,また低次情報と高次情報での差はあるのかについて解析結果より比較検討した.その結果,概念変化および低次・高次情報それぞれにおいて明確な差は見られなかった.

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