日本の短期留学のニーズと課題に関する考察－短期留学生調査の地域別、期間別、課程別分析から－

佐藤由利子

論文・著書情報

タイトル

和文:	日本の短期留学のニーズと課題に関する考察－短期留学生調査の地域別、期間別、課程別分析から－
英文:	The Needs and Problems of Short-term Exchange in Japan: A Questionnaire Analysis of Short-term Exchange Students According to Their Regions, Study Period and Courses

著者

和文:	佐藤由利子.
英文:	Yuriko Sato.

言語

Japanese

掲載誌/書名

和文:	留学生教育
英文:	Journal of International Students Education

巻, 号, ページ

No. 16 pp. 13-24

出版年月

2011年12月20日

出版者

和文:	留学生教育学会
英文:	Japan Association for International Students Education

会議名称

和文:
英文:

開催地

和文:
英文:

ファイル

アブストラクト

1995 年の短期留学推進制度開始以降、短期留学は日本の留学生政策の重要な柱の一つとなっている。本稿では、日本短期留学生315 人の調査回答を、出身地域、留学期間、課程別に分析すると共に、北米出身のEU 短期留学生と日本短期留学生の回答比較により、日本短期留学のニーズと課題を多元的に分析し、今後の発展に向けての示唆を得ることを目的とする。　分析の結果、日本人学生との交流機会が他の留学生との交流機会よりも少ない傾向にあること、アジア出身の学生は、専門知識・スキルの習得を目指し、短期留学を将来の留学準備として位置付ける者が多いこと、北米とオーストラリア出身学生は日本語能力向上の動機が強く、授業の質に対する評価が厳しいこと、欧州出身学生は、日本文化理解の動機が強い傾向があること判明した。　短期留学促進のためには、ニーズ分析に基づくプログラム形成と授業の質向上の努力、日本人学生と留学生の交流促進が重要と考えられる。

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