登場人物の言動に着目した物語プロットデータベースのためのデータ構造試案

村井源

論文・著書情報

タイトル

和文:	登場人物の言動に着目した物語プロットデータベースのためのデータ構造試案
英文:	Data structure draft for story plot database that focused on behaviors of the characters

著者

和文:	村井源.
英文:	Hajime Murai.

言語

Japanese

掲載誌/書名

和文:	人文科学とコンピュータシンポジウム論文集
英文:

巻, 号, ページ

Vol. 2013 No. 4 pp. 255-260

出版年月

2013年12月12日

出版者

和文:	情報処理学会
英文:

会議名称

和文:	人文科学とコンピュータシンポジウム
英文:

開催地

和文:	京都
英文:	Kyoto

アブストラクト

本論文では物語構造における複数の登場人物間の複雑な関係性をデータベース化するため，言動の単位に着目した記述を提案し，計量的に扱うための方略を検討した．具体的には，言動の領域・極性・人称で分類し，言動の動機や結果を合わせて物語構造を記述する方式である．また提案した言動の分類を用いて，星新一のいくつかのショートショート作品をケーススタディ的に分析した結果，物語の修辞的な構造やオチにおける逆転の構図，伏線とオチの対応などを抽出可能であることを示した．物語における構造のパターンの抽出とデータベース化が実現することで将来的には計量的な物語分析が可能になると期待される．

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