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論文・著書情報


タイトル
和文:iPS細胞を用いた膵β細胞分化誘導の研究 
英文: 
著者
和文: 坂野 大介, 白木 伸明, 粂 昭苑.  
英文: Daisuke Sakano, 白木 伸明, 粂 昭苑.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:日本内科学会雑誌 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 98    No. 12   
出版年月 2009年11月 
出版者
和文:The Japanese Society of Internal Medicine 
英文: 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
アブストラクト 1型糖尿病治療はインスリン注射が主な治療法であるが,継続的な注射を患者に強いるためにその負担は大きい.膵臓移植や膵島移植によってインスリン注射から高確率に離脱できるが,ドナー不足が移植治療の妨げとなっている.この問題の解決策のひとつとしてinduced pluripotent stem cells(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)から膵β細胞を誘導する手法の確立が望まれている.過去の研究では,in vitroで膵β細胞を誘導できることは立証されたが移植治療への利用には至っていない.その理由は主に3つある.1つめは分化効率が低く移植に必要な細胞数を得ることが難しいこと.2つめは生体内の膵β細胞と比較すると糖応答能などの機能が劣ること.そして,分化させた細胞を移植したときの安全性が確保されていないことである.本稿では過去の研究とこれらの問題点克服に向けた新たな研究について紹介する.

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