Home >

news ヘルプ

論文・著書情報


タイトル
和文:洪水流出を対象とした貯留関数パラメータの不確実性低減に向けた解析的研究 
英文: 
著者
和文: 藤村和正, 井芹慶彦, 岡田将治, 鼎信次郎, 村上雅博.  
英文: Kazumasa Fujimura, Yoshihiko Iseri, Shoji Okada, Shinjiro Kanae, Masahiro Murakami.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:土木学会論文集G(環境) 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 72    No. 5    p. I35-I43
出版年月 2017年2月20日 
出版者
和文:公益社団法人 土木学会 
英文: 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
公式リンク https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejer/72/5/72_I_35/_article/-char/ja/
 
DOI http://doi.org/10.2208/jscejer.72.I_35
アブストラクト  流出の将来予測を的確に行うためには,再現性が良好な流出モデルを必要とする.しかし,モデルパラメータに含まれる不確実性は解析精度に影響を及ぼす.信頼できる予測結果を得るためには,適切なパラメータを採用することが重要である.そこで本研究では,多くの流出モデルの基礎式になっている貯留関数式を取り上げ,パラメータ特性を把握し,流出解析の精度を向上させることを目的とする.解析方法は,四国の早明浦ダム流域を対象とし,1991年から2010年までの20年間のデータから単峰性で規模の大きい14洪水を選択し,流出モデルをDiskin-Nazimovの雨水浸透モデルと貯留関数式から構成し,貯留関数式の2つのパラメータ,指数pと係数kを変動させて流出解析を繰り返す.そして,Nash係数による誤差評価からパラメータの特性を表し,その適用について検討する.解析の結果,洪水毎に異なるパラメータの最適値をp-k関係として指数関数式により近似して表現できる可能性を示した.そして,この指数関数式を利用することにより,対象洪水に対して概ね良好な再現結果が得られることを表した.

©2007 Tokyo Institute of Technology All rights reserved.