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論文・著書情報


タイトル
和文:ウディ・アレン映画で英語教育のススメ —Magic in the Moonlightにおける魔法の正体— 
英文: 
著者
和文: 小泉勇人.  
英文: Yuto Koizumi.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
英文: 
巻, 号, ページ        
出版年月 2017年12月17日 
出版者
和文: 
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会議名称
和文:2017年映画英語教育学会(ATEM)東日本支部 第8回支部大会 
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開催地
和文:東京 
英文: 
アブストラクト 映画を使用する英語授業においては、どのような作品を選択し、どの場面を学習に用いれば良いかという課題がある。この課題は、学習者の興味関心を高め、学習動機付け強化の可能性を探る上で取り組み続ける意義があるだろう。授業の目的により作品/場面選択の多様性がある一方で、本発表が作品/場面選択の基準とするのは、英語学習への効果のみならず、学習者にとって知的な刺激となる問(学術的な問)が投げかけられている作品であるか、そしてその作品における物語構造に極めて重要な意味を持つ場面であるかどうかである。その基準を踏まえた上で本発表が授業への導入を提案する作品は、ウディ・アレン監督によって製作された一連の作品群である。発表ではまず、多くのアレン監督作品に共通する特質を分析しながら、映画英語教育においてアレン作品を採用する意義について論じる。次にケーススタディとして『マジック・イン・ムーンライト』(Magic in the Moonlight, 2014)を取り上げる。この作品を授業で用いる際にどの場面を選択できるか、どのように物語の分析を行い、それを適宜紹介することで学生の興味関心を高めることができるのかを検討する。とりわけここでは、この作品を通じてアレンが観客側に投げかける刺激的な問の一つ、「果たして優れているのは、人間の知恵の結晶とも言える奇術/手品か、生まれついての才能である魔法/霊能力のどちらか」を中心に論じる。

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