電力整合と雑音整合をともに満足する増幅回路についての検討

高木茂孝; 佐藤広生

論文・著書情報

タイトル

和文:	電力整合と雑音整合をともに満足する増幅回路についての検討
英文:	Consideration about Amplifiers Simultaneously Satisfying Power Matching and Noise Matching Conditions

著者

和文:	高木茂孝, 佐藤広生.
英文:	Shigetaka Takagi, Hiroki Sato.

言語

Japanese

掲載誌/書名

和文:	電気学会研究会資料
英文:

巻, 号, ページ

Vol. ECT-23 No. 32 pp. 37-42

出版年月

2023年3月19日

出版者

和文:	電気学会
英文:

会議名称

和文:	電気学会電子回路研究会
英文:

開催地

和文:	東京都
英文:

アブストラクト

　低雑音増幅回路は，微小な入力信号を十分な大きさに増幅するとともに雑音の増加を極力押さえることにより，後段の回路において信号が雑音に埋もれることなく，適切に信号処理が行えるようにする役割を担っている(1)。このため低雑音増幅回路では，信号電力の損失を最小化するための電力整合および雑音電力の増加を最小化するための雑音整合を取ることが望まれる。電力整合を取るために，低雑音増幅回路と信号源との間に整合回路を挿入することがある(2)が，一般には電力整合の条件と雑音整合の条件は異なり，電力整合と雑音整合をともに満足するように増幅回路や整合回路を設計することは難しい。　小文では，周波数依存性を持たない小信号モデルを用いて表されたソース接地増幅回路，ゲート接地増幅回路，負帰還型増幅回路について電力整合と雑音整合をともに満足する条件について検討する。さらに，負帰還型増幅回路について具体的な数値例に基づいた設計結果も示す。

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