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論文・著書情報


タイトル
和文:OpenACC単一記述によるGPU+FPGA複合デバイス処理システム 
英文: 
著者
和文: 綱島 隆太, 小林諒平, 藤田典久, 朴泰祐, Lee Seyong, Vetter Jeffrey S., 村井 均, 中尾 昌広, 辻 美和子, 佐藤 三久.  
英文: 綱島 隆太, Ryohei Kobayashi, 藤田典久, 朴泰祐, Seyong Lee, Jeffrey S. Vetter, 村井 均, 中尾 昌広, 辻 美和子, 佐藤 三久.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 16    No. 2    pp. 1-15
出版年月 2023年11月29日 
出版者
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会議名称
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開催地
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アブストラクト 近年の高性能コンピューティング(HPC)では,アクセラレータとしてGPUとともにFPGAにも注目が集まっている.両デバイスの特性が大きく異なることから,我々は両者を融合して利用することで,複合的なシミュレーションに対し,より効率的な演算加速が行えると考えている.しかし,共通した表現によるGPUとFPGAのコード記述をユーザが容易に行える実用的な言語処理系は存在していない.また,現在のGPU市場をほぼカバーしているNVIDIA社製GPUについては,多くのアプリケーションはCUDAやOpenACCなどで記述されているが,コードの一部をFPGAに移植する際にこれらの言語を用いることはできない.FPGAを対象としたOpenACC処理系については一部の研究用コンパイラが存在するだけである.また,それぞれのアクセラレータを独立にプログラムすることができても,それらを結合するプログラミングフレームワークを提供する必要がある.そこで我々は,CAMP(Cooperative Acceleration by Multi-device Programming)というコンセプトの下,OpenACCを用いて,両アクセラレータを統一的にプログラミング可能な言語処理系を開発している.本論文では,宇宙物理分野の実アプリケーションを用いた本システムの評価について述べる.この評価ではGPUのみの手法に比べ,本手法が最大約10倍の高速化を達成した.

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