文部科学省「次世代HPC・AI開発支援拠点形成」事業の公募の下,高度情報科学技術研究機構(RIST)内に「次世代HPC・AI研究開発支援センター(Advanced HPC-AI Research and Development Support Center: HAIRDESC)」が新たに発足した。現在,HPC及びAI研究においてGPUは極めて重要な演算加速デバイスである一方,国内では応用プログラムのGPU化は各大学や研究機関で独自に進められ,統一的なGPUプログラミング教育や研究コミュニティの育成も分散的にしか行われてこなかった。しかし,HPCI下の多くのセンターや拠点におけるGPU化は急速に進んでおり,加えて次期フラッグシップシステム「富岳NEXT」もGPUを全面的に導入することが決定された。このような背景の下で本センターは文部科学省下のプログラムとして発足した。本稿ではセンターの概要,事業計画,さらにGPU利用に関する各種先進的研究計画について紹介する。